
精密加工のエンジニアリング会社で、銅加工のスペシャリストである英国のDawson Shanahan社を買収
このたびLuvata Oyは、航空宇宙、医療、電力、各種産業で利用される銅やその他の金属に関する高度なエンジニアリングや精密加工品を製造する、欧州におけるリーディング・カンパニー、英国のDawson Shanahan社を買収しました。
Luvataグループの社長兼CEOであるPekka Kleemolaによるコメント。
当社の戦略で述べているように、Luvataは人と社会と地球のため、事業の成長および銅加工品業界におけるソリューション・プロバイダーのリーディング・カンパニーとなることを目指しています。ヘルスケアに加え、Eモビリティや電動化、グリーン・トランジションは、当社の成長ドライバーの一つです。今回の買収は当社戦略実行の大きな一例で、Dawson Shanahan社は当社の事業ポートフォリオに完璧にフィットする会社です。
Dawson Shanahan社は、米国のオハイオ州デラウェア、英国のウェリン・ガーデンシティ、ブラジルのサンパウロ、中国の蘇州などにある拠点と並び、当社Formed Products Business Unit(FP部門)を構成する一社となります。FP部門は、銅をベースとした抵抗溶接電極や銅合金の溶接線などで全世界の自動車メーカー顧客に貢献してるリーディング・サプライヤーです。
FP部門長Dirk Greywittによるコメント。
Dawson Shanahan社の専門性、立地、銅加工品に関する革新的な深い知見は、今後欧州で拡大が見込まれる、非常に高い技術が要求されるEV向け銅加工品に対する需要について、Luvataグループが対応していくことを可能とするでしょう。これらEVには、高純度の銅や非鉄材料が非常に多く利用されます。EV化は欧州をはじめ世界規模ですでに始まっており、政府や消費者の後押しで内燃機関車の利用および販売からEVへの移行が進むため、需要は今後十年で急増する見通しにあります。私はDawson Shanahan社のメンバーが私たちの仲間となることを非常にうれしく思っています。EV製造に必要な高精度の銅加工品に対する需要拡大に対応すべく、それぞれがもつ強みを合わせ協働していけることを楽しみにしています。
Dawson Shanahan社の創業者であり元オーナーDavid Dawson氏のコメント
私が人生をかけて育て上げた会社をLuvataに譲り渡せたことは至上の喜びです。Dawson Shanahan社とLuvata社とも、顧客に対し高付加価値のソリューションを提供するという点で同じアプローチであり、この統合は完璧にマッチするものでしょう。Luvataは有名な世界的ブランドであり、Dawson Shanahan社はLuvataのもと、グリーン革命に不可欠な存在となることで将来的に成長していくでしょう。 Dawson Shanahan社の現幹部は、Managing DirectorのLes Reeves氏のもと、現状通り引き続きDawson Shanahan社に貢献してまいります。
Dawson Shanahan社について
Dawson Shanahan社は、1943年に英国ウェールズ州ポウィスのウェルシュプールに設立されました。従業員数は約100名。EVの電源コネクター向けを含め、高品質の精密加工品を幅広く製造し、世界規模で迅速に供給しています。Dawson Shanahan社は、乗用車、商用車、電気自動車、航空・宇宙、防衛、電力、半導体など電子部品、プラズマやレーザー切断など、業界に関する高い知見を有しています。
Luvataは銅製品およびそれに関連するエンジニアリングサービスの世界的リーディングカンパニーの一つです。当社は、革新性、リーン生産体制、高付加価値品の販売により成長を実現しており、人と社会と地球のために寄与する銅加工品のソリューション提供をビジョンとして掲げ、当社のエキスパート人材、イノベーション創出、技術力を組み合わせることで、Eモビリティや医療、電動化やグリーン・トランジションに対するソリューションを創出します。当社は、北米、南米、欧州、アジア地域で1,400名以上の従業員を擁し、ABBや欧州合同原子核研究所(CERN)、シーメンスなどをはじめ、お客さまのパートナー企業となっています。Luvataは三菱マテリアルのグループ企業です。
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Luvata ウェブサイト
URL: https://www.luvata.com/
Dawson Shanahan ウェブサイト
URL: https://dawson-shanahan.co.uk/
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Luvata コーポレートコミュニケーション部